停電への備えでは、普段使う家電をすべて動かすことから考えるより、必要性の高い機器と使用時間を先に整理すると容量を決めやすくなります。ポータブル電源は蓄えた電気を使う機器です。停電が長引いたときに、いつでも充電できる前提では計画しないようにしましょう。
使いたいものを優先度で分ける
家族との連絡、手元の明かり、情報の確認など、まず自分の暮らしで必要な機器をリストにします。それぞれの消費電力と使う時間を調べ、使わずに済むものも分けておきます。一般的な家電名だけからWを固定せず、手元の機器の表示を確認してください。
| 書き出す内容 | 確認すること |
|---|---|
| 使いたい機器 | 機器名と消費電力、接続方法 |
| 必要な時間 | 連続で使うか、短時間ずつか |
| 同時使用 | 合計と起動時の電力条件 |
| 電源以外の備え | 予備の照明や乾電池など代替手段 |
必要容量の計算では、変換ロスを仮定しながらWhを概算できます。結果は使い方を見直す目安であり、非常時の動作を保証するものではありません。
燃料を使う発電機とは区別する

NITEは、ガソリンなどを使う携帯発電機を屋内やテント、車内で使用しないよう注意喚起しています。排気に含まれる一酸化炭素による危険があるためです。この説明を、蓄電式のポータブル電源と混同しないことが重要です。
蓄電式であっても、どこに置いてもよいわけではありません。水濡れ、高温、強い衝撃を避け、通風口を塞がず、メーカーの設置条件を守ります。水に濡れた機器は見た目が乾いても再通電せず、メーカーへ確認してください。
しまう場所と点検の予定も決める
保管時の残量、充放電の周期、温度条件は機種ごとの説明書に従います。すべての機種へ一律の割合や日数を当てはめることはしません。点検時には充電状態だけでなく、外装やケーブルの異常、保管場所の湿気も確認しましょう。
当サイトの比較は、本体の出力へ個別の機器を接続する用途を扱います。住宅配線への接続方法は案内していません。また、計算結果から生命維持に関わる医療機器への適合や、停電時の無停止給電を判断しないでください。必要な用途については電源と接続機器のメーカーへ相談し、別の備えも含めて計画することが大切です。

