使える時間の概算は「容量Wh×使用可能な電力量の割合÷機器の平均消費電力W」で求められます。ただし、効率を一つ決めれば実際の使用時間が確定するわけではありません。用途を絞る計算として使い、製品選定の最後は機器の条件を確認しましょう。
100Wを使う計算例
容量1024Whから機器側へ使える割合を80%と仮定すると、1024×0.8÷100=約8.2時間です。80%は説明のための仮定で、ここで名前を挙げた製品の測定結果ではありません。同じ計算でも仮定を変えると結果は変わります。
| 容量1024Wh・一定100Wの入力例 | 計算上の時間 |
|---|---|
| 70%を使えると仮定 | 約7.2時間 |
| 80%を使えると仮定 | 約8.2時間 |
| 90%を使えると仮定 | 約9.2時間 |
小数点以下まで出せても、実機をその精度で予測できるわけではありません。購入判断では計算結果ぎりぎりまで使う前提を避け、使用時間を減らせるかも考えてください。
待機電力と間欠動作は単純化しすぎない

出力を有効にしているだけでも電源本体が電力を使う場合があり、機器側のWだけでは実際の減り方を表せません。反対に、冷蔵庫などは常に同じ消費電力で運転するとは限りません。機器の平均値を使う場合は、周囲の温度や設定条件を含めて、その値が自分の使い方に近いかを確かめます。
USB給電とACコンセント給電でも経路が異なります。すべての出力に同一効率を当てはめて性能順位を作ることはしていません。メーカーが示す使用時間例も、機器名や設定、試験条件を含めて読むことが必要です。
時間が足りても起動できるとは限らない
計算上のWhが足りても、定格出力や起動時の条件を超えれば機器を動かせないことがあります。当サイトの必要容量計算は容量判定と定格判定を別表示にしていますが、起動電力を推測して自動補正するものではありません。
使いたい機器の取扱説明書が手元にないときは、消費電力を一般的な家電の数字で埋めて確定判断をしないでください。用途が曖昧なまま容量だけを大きくするより、必ず使いたい機器と後回しにできる機器を分けると、重さや費用とのバランスを考えやすくなります。

